老犬の後ろ足が立てなくなることは、年齢による自然な変化の一つですが、その影響は老犬だけでなく、飼い主さんにも大きなストレスとなります。また、立ち上がったり歩いたりすることが困難になるため、工夫や介助が必要となります。本記事では、老犬の後ろ足が立てなくなる原因や対処法、介護用品の紹介などをご紹介します。
老犬の後ろ足に現れる問題とは?
老犬の後ろ足には、様々な問題が現れることがあります。その中でも最もよく知られているのが、後ろ足が立てなくなることです。この症状は、運動器系の障害によって引き起こされます。具体的には、神経や筋肉の衰え、脊椎や脊髄の疾患、関節の痛みや炎症などが挙げられます。
このような問題が起こると、老犬は自立できなくなり、立ち上がったり歩いたりすることが困難になります。また、排泄や食事などの日常生活も制限され、老犬にとって大きなストレスとなります。そのため、早期発見と対処が必要です。
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老犬の後足の動きが鈍い場合の原因と対処法
老犬の後ろ足の動きが鈍い場合には、以下のような原因が考えられます。
- 加齢による筋力低下:老化に伴って筋肉が減少し、筋力が低下することがあります。
- 関節炎や変形性関節症:関節炎や変形性関節症によって、膝や股関節が痛くなり、動きが制限されることがあります。
- 神経障害:神経の障害によって、後ろ足がうまく動かなくなることがあります。
それぞれの原因に対する対処法は以下の通りです。
- 加齢による筋力低下:適度な運動や食事による栄養補給などで、筋肉量を維持することが大切です。
- 関節炎や変形性関節症:痛みを抑えるための薬や、ストレッチやマッサージなどの運動療法、温熱療法などが効果的です。
- 神経障害:症状に応じて適切な治療を行い、病気の進行を遅らせることが大切です。
工夫・介護用品
また、老犬の後ろ足の動きが鈍い場合には、以下ような工夫や介護用品を利用することで、飼い主さんの負担を減らす事ができます。
1.歩行補助用品
後ろ足が動かしづらい場合には、歩行補助用品を利用して、歩行をサポートすることができます。車椅子やリフトなども、必要に応じて利用することができます。
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2.絨毯やマットの利用
床が滑りやすい場合には、絨毯やマットを利用することで、滑りを防止することができます。居心地が良い場所と作ってあげるとストレスが減ります。
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3.排泄の工夫
後ろ足の動きが制限されている場合には、食事や排泄の場所を、老犬が楽に利用できるように工夫することが大切です。高さの調整が可能な食器や、足を浸せるタイプの排泄場所などがあります。
4.適度な運動を促す
老犬でも運動は必要です。適度な運動を促すことで筋肉を維持することができます。ただし、無理な運動は禁物です。獣医師に相談した上で、適切な運動を行いましょう。
老犬の後ろ足の痛みを和らげる方法とは?
老犬の後ろ足に痛みがある時、痛みを和らげる方法には以下のようなものがあります。
- 温かい湿布や温熱パック:湿布や温熱パックで、血流を促進し、筋肉の緊張を和らげることができます。ただし、高温のものは火傷や悪化の原因となることがあるため、注意が必要です。
- 薬物療法:獣医師の処方による鎮痛剤や抗炎症剤を使うことで、痛みや炎症を和らげることができます。ただし、副作用のリスクがあるため、獣医師の指示に従う必要があります。
- サプリメント:グルコサミンやコンドロイチン、オメガ3脂肪酸などのサプリメントを与えることで、関節の健康をサポートすることができます。
- 鍼灸療法:鍼灸療法で、血流を促進し、筋肉の緊張を和らげることができます。
- マッサージ:マッサージで、筋肉をほぐすことができます。ただし、強い力で行うと痛みを引き起こすことがあるため、獣医師や専門家に相談してから行うようにしましょう。
以上の方法を取り入れることで、老犬の後ろ足の痛みを和らげることができます。しかし、痛みの原因によっては手術が必要な場合もあります。

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老犬の後ろ足の筋力トレーニングの効果と方法

老犬でもトレーニング必要なの?
立てなくなった老犬にも、できる範囲での適切な筋力トレーニングが必要です。トレーニングは筋肉の強化や維持に役立ち、関節の動きをサポートするために重要です。ただし、老犬の場合、痛みや不快感を引き起こす可能性があるため、トレーニングをする前に獣医師に相談することが重要です。また、老犬の筋力トレーニングは、徐々に始め、過度な負荷や無理な運動を避ける必要があります。
後ろ足の筋力トレーニング
老犬の後ろ足の筋力トレーニングの方法をいくつかご紹介します。無理無く実践できそうなトレーニングをやってみましょう。
・歩行トレーニング:老犬が少しずつ歩行を続けることで、脚の筋肉を強化することができます。しかし、老犬に負担がかかりすぎないように注意することが重要です。
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・水泳トレーニング
水中での運動は、老犬に負担がかからず、後ろ足の筋力トレーニングに効果的です。ただし、泳ぎ方によっては老犬に負担がかかる場合があるため、専門家の指導を受けることが望ましいです。
アトムは水中トレッドミルで筋力トレーニング🎵
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・ハンドフィーディング:老犬を立たせて手でエサをあげてみます。手で餌を与えることで、老犬がエサを食べようとして踏ん張ります。老犬が倒れそうになったらすぐに支えます。この時、老犬が食べ物を口に運ぶために必要な筋肉を使うようになります。
・バランスボールトレーニング:バランスボールを使ったトレーニングは、老犬のバランス感覚と筋肉を強化することができます。ただし、老犬にとって危険な場合があるため、専門家の指導を受けることが望ましいです。
犬のトレーニングに行って学んだこと
・犬は前足で歩くため後ろの筋肉が弱い
・老犬になった時に歩けなくなるから後ろ足の筋トレが必要
・人間より筋肉がつきやすいからちょっとした坂道でも鍛えられる
・骨は自力で治るけど、靭帯は治らないから手術が必要になる
・やっぱり犬は可愛い pic.twitter.com/Ct5u2kGR3F— はやしだいき@㍿タンサイボウズ CEO (@BuRnDa3) October 22, 2019
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全く立てない時はどうしたいいの?
車椅子を使用する:車椅子は、後ろ足を立てなくなった老犬が散歩などに出かけるのに役立ちます。車椅子によって、老犬は後ろ足を使わずに歩くことができ、前足を使って移動することで、前足の筋肉を鍛えることができます。
足を持ち上げる:老犬の足を持ち上げ、徐々に引き上げることで、筋肉を刺激することができます。ただし、老犬の足を無理に引き上げたり、痛がるようであれば、すぐにやめてください。
これらの方法は、簡単な筋力トレーニングとして取り入れることができますが、老犬の状態や年齢に合わせて適切なトレーニングを行いましょう。
老犬の後ろ足の筋力トレーニングは、定期的に継続することが大切です。ただし、老犬に適した運動やトレーニング方法を選び、無理をさせないように注意しましょう。
老犬の後ろ足が立てない まとめ
老犬の後ろ足が立てない場合の原因や対処法、介護用品についての情報をまとめました。適切なケアを行うことで老犬の生活を快適にすることができます。後ろ足の筋力トレーニングやトイレトレーニングについても紹介していますので、参考にしてみてください。老犬の健康と幸せな生活をサポートしましょう。
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