老犬(シニア犬) の介護 飼い主ができること:必要な知識と心構えは?

飼い主が出来る事 シニア犬

愛犬が年を重ねてくると、日常の世話がどんどん大変…と感じることありますよね。

今までたくさんの癒やしをくれた老犬の介護は、大変だけどなるべくやってあげたい!

犬と一緒に過ごす時間を大切にしながら、健康的な老後をサポートができるといいですね。

今回は、老犬の里親になって、介護も経験した私が『老犬(シニア犬) の介護 飼い主ができること、できないこと:必要な知識と心構えは?』をご紹介します。

 

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老犬に必要な介護とは?

老犬介護
年齢的に高齢化した犬にはケアやサポートが必要になってきますね。

老犬は、年を取ると健康状態が悪くなったり、病気や体の不調に見舞われることがあります。

愛犬が老犬になり、介護が必要になった時、飼い主は適切な介護をしてあげたいものですね。

飼い主ができること

老犬の介護において、飼い主が自分でできることと、出来ない事(専門家に相談する必要があること)をご紹介します。

飼い主ができる老犬の介護

  1. 食事の管理
  2. 散歩のサポート
  3. 薬の管理
  4. 温かい環境の提供
  5. 日常的な体のケア

1つずつ、紹介していきますね。

1.食事の管理

老犬の食事の管理は、飼い主が自分で行うことができる老犬の介護の一つです。

老犬の食事は、健康維持のためにとっても重要です。

飼い主は次の点に注意する必要があります。

・食事の質:老犬は、消化器官の機能が低下しているため、高品質なタンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素をバランスよく含む食事が必要です。飼い主は、老犬専用のドッグフードや、栄養バランスのとれた手作りの食事を提供することができます。

噛むのが苦手なワンちゃんには、ふやかすのもいいですよ!

・食事の量:過剰な食事は肥満や消化不良を引き起こすことがあります。

食欲不振の場合には、獣医師に相談して適切な食事量を調整する必要があります。

・食事の頻度:老犬は、消化器官の機能が低下してくるため、一度に多くの食事を摂取することは避けたいです。飼い主は、一日に2~3回、少量ずつ食事を提供することが望ましいです。

老犬には飲水も大切!

常に清潔な水を用意するようにするといいですね。

水分大事!

2.散歩のサポート

老犬の散歩は、適度な運動や外部刺激を提供することで、健康維持につながります。

散歩は、老犬の日常生活の中でも重要な活動の一つであり、飼い主は以下の点に注意しながら、老犬の散歩をサポートすることができます。

・距離や時間の調整:老犬は、年齢や体調によって体力が低下しているため、散歩の距離や時間を調整する必要があります。飼い主は、老犬が無理なく歩ける距離や時間を把握し、調整するように心がけます。

・散歩のペース:老犬は、歩くペースが遅くなることがあります。飼い主は、老犬のペースに合わせて、ゆっくりと歩くように調整することが大切です。

・安全確保:老犬は、足腰が弱くなっているため、転倒や転落などの事故が起こりやすくなっています。飼い主は、老犬が安全に歩けるように、散歩中に周囲を注意深く見守ることが必要です。

・水分補給老犬は、運動時に水分を失いやすくなっています。飼い主は、散歩中に老犬に水を提供することができるよう、携帯用の飲み水ボトルを持ち歩くようにすることが望ましいです。

以上のように、老犬の散歩は、年齢や体調に合わせた調整、安全確保、水分補給など、様々な配慮が必要です。飼い主は、老犬の散歩をサポートすることで、老犬が健康的で快適な生活を送ることができるように心がけましょう。

寝たきりのワンちゃんは、抱っこして外の空気を吸わせてあげると◎!日光にも当ててあげたいですね。

3.薬の管理

老犬の薬の管理は、飼い主が十分に注意して行うことが必要です。以下は、飼い主が自分でできる薬の管理についてのポイントです。

・薬の種類や用法の把握:老犬が服用する薬の種類や用法について、飼い主は正確に把握しておく必要があります。薬の名称や服用量、服用方法などは、必ず医師や薬剤師から説明を受けて理解しておきましょう。

・薬の保管場所の確保:老犬の薬は、他の薬や医療用具と一緒に保管するのではなく、別の場所に保管するように心がけましょう。また、薬の保管場所は、直射日光や高温多湿の場所から遠ざけるようにしてください。

・薬の服用記録の作成:薬の服用記録を作成することで、薬の服用状況を把握し、適切な管理を行うことができます。服用記録は、薬の種類や量、服用時間などを記載しておくようにしましょう。

飼い主の飲ませ忘れ防止にもなるね。

・副作用や異常症状の確認:薬を服用する際には、副作用や異常症状に注意して監視することが必要です。副作用や異常症状が発生した場合は、すぐに医師に相談しましょう。

以上のように、老犬の薬の管理は、正確な薬の把握や保管、服用記録の作成、副作用や異常症状の確認など、慎重な管理が必要です。飼い主は、自分でできる薬の管理について十分に理解し、老犬の健康管理に努めましょう。

人間と一緒ですよ。

4.温かい環境の提供

老犬は体力が低下しているため、冷えやすくなっています。

飼い主ができる老犬の健康管理のひとつに、暖かい環境の提供があります。

飼い主が自分でできる老犬への暖かい環境の提供についてのポイントをあげてみました。

・部屋の温度調整:老犬が過ごす部屋の温度は、常に適温に保つようにしましょう。特に冬場は、室温が低下するため、暖房器具を使用して部屋を温める必要があります。ただし、暖房過剰による脱水症状にも注意し、適度な湿度も保ちましょう。

・ウェアの着用:老犬は体力が低下しているため、寒さに弱くなっています。寒い時期は、老犬用のウェアを着用させることで、体温を保つことができます。ただし、ウェアの着脱には注意が必要です。また、体調を見ながら必要な時に着脱しましょう。

・寝床の確保:老犬は、適切な寝床があることで、より快適に過ごすことができます。寝床は、床から離し、床に直接触れないようにして、冷えを防ぐようにしましょう。また、寝床には、ウォームパッドや毛布などを敷くことで、暖かさを保ちます。

・日光浴:日光は老犬にとっても重要です。特に冬場は日照時間が短くなり、老犬が日光を浴びる時間が少なくなるため、適度に日光を浴びせましょう。ただし、直射日光の下での長時間の滞在は、高温環境になることがありますので、十分に注意が必要です。

以上のように、老犬への暖かい環境の提供は、老犬の健康管理において非常に重要なポイントのひとつです。飼い主は、老犬の体調や環境を適切に整えて、老犬の健康をサポートをしましょう。

暑いときは冷房よろしく~。気持ち~

5.日常的な体のケア

老犬は体の清潔がとっても大事です。少しでも健やかな日々を送って欲しいから、日常的な体のケアかかせないですね。

・ブラッシング:老犬は皮膚や被毛のトラブルを抱えることが多く、ブラッシングによって毛玉や汚れを取り除くことが大切です。

・歯磨き:老犬は歯周病や歯石が原因で歯を失うことが多いため、歯磨きは定期的に行うことが必要です。

・爪切り:老犬もつ目は伸びます。定期的に爪切りをすることで歩行や足の痛みを防ぐことができます。

・耳掃除:老犬は垢がたまりやすく、炎症や感染症の原因になることがあるため、定期的に耳掃除をすることが重要です。ウエットティッシュなどで軽く拭いてあげましょう。

・トイレ:飼い主ができることは、トイレの近くに尿や便をするためのマットを敷いたり、汚れた場合には清掃することです。また、老犬がトイレに行く頻度や時間帯を観察し、トイレタイムに合わせて外出することも大切です。お尻が汚れたときは、都度綺麗にしてあげます。おむつをしている場合は、交換をわすれずに。つけっぱなしは不潔になります。

・体を拭く:老犬になると、シャンプーが難しくなります。そんな時は、体を拭いてあげましょう。それだけでも十分清潔を保てます。ドライシャンプーなどを利用するのがおすすめです。

以上のような日常的な体のケアを適切に行うことで、老犬の健康維持に役立ちます。しかし、自分でケアが難しい場合は、獣医師やペットショップなどの専門家に相談することも重要です。

飼い主さんも無理しないでね。

 

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老犬の介護に必要な心構え

老犬の介護をする上で、飼い主には以下のような心構えが必要となります。

老犬を尊重すること

老犬は、人間と同じように、年齢を重ねると様々な健康上の問題を抱えるようになります。そのため、飼い主は老犬の気持ちや状態を理解し、尊重することが大切です。

余裕を持った生活の提供

老犬の介護をするためには、時間や費用などの余裕が必要となります。

飼い主は、老犬の介護に必要なリソースを確保し、ストレスのない生活環境を提供できるといいですね。

想定外のトラブルに備えること

老犬の介護においては、予期せぬトラブルが発生することもあります。例えば、老犬が急に体調を崩した場合や、事故に遭った場合などです。

いざという時パニックにならないように日頃から心構えをしておいたほうがいいですね。

コミュニケーションを大切にすること

老犬とのコミュニケーションは、介護においても重要な要素の一つです。老犬がコミュニケーションを取りたがっている場合には、飼い主が積極的にコミュニケーションを取り、老犬の心を支えることが必要です。

ワンちゃんも不安なのかも…

できるだけ答えてあげたいです。

自分自身のケアを忘れないこと

老犬の介護は、飼い主にとっても大きな負担となります。そのため、飼い主自身も健康管理やストレスケアなど、自己管理をしっかりと行うことが大切です。

 

まとめ

老犬の介護は飼い主自身ができることが多くあります。

食事や散歩、薬の管理などの日常的なケアを行うことで、老犬の健康維持につながりますね。

専門的な部分は病院などに相談しながら、うまく介護と付き合い、老犬の介護を楽しめたらいいなと思います。

 

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